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内視鏡手術

保存的治療で治癒しない顎関節症

保存的治療(投薬及びマウスピース等使用)で治らない残りの20%の患者様は、まずマウスピースを使用しても治癒に至らない患者様たちです。

出来るだけ簡単にご説明します。

 

顎関節とは

顎関節とは

 

顎関節はハンバーグ型をした関節円板というアワビくらいの硬さの靭帯の一部がローラーとクッションの役割を果たし、顎関節の中の関節頭を保護しS字型の運動「軌道」で開閉口を行っています。

この顎関節が喰いしばりなどの原因で関節円板が前方に転移(ずれる)すると、クリック音や開口障害を引き起こします。
この状態が長く続くと関節内の滑膜に傷が付き、多くは関節内の関節結節と呼ばれる部分に円板が癒着してしまいます。
初期の癒着は糸状で非常に細く、マウスピースや投薬治療及び開閉口訓練で自然にちぎれ治癒しています。

しかし、初期段階を過ぎると癒着部分の糸状の線維が除々に太くなって、肥大・肥厚し訓練ごときでは千切れず、正常な開口量を得られない患者様がほとんどです。
そこで約20年前に、顎関節に内視鏡を挿入し癒着部分を剥がし関節が動くようにさせる目的で顎関節鏡が開発されました。

 

顎間接鏡下手術とは

顎間接鏡下手術とは

 

簡単に説明するには「ほたて貝をどうやって開くか!」に似ています。

ほたて貝を開く時、力ずくで開けようとしても貝柱が邪魔して開きませんよね。
顎も同じで、無理やり開けようとしてもほたて貝のような癒着が円板部にあれば開口は不可能です。
そこで料理人さん達は、薄いヘラ状の板を貝柱まで挿入し剥離してあげるのです。
そうすれば見事に開きますよね。

顎関節鏡下手術は、料理人さん達が行っているような行為を内視鏡下で行う手術なのです。
私の行っている顎関節鏡下の内視鏡手術は、出来るだけ傷を残さずに関節腔内の癒着を剥離・切断する為の内視鏡なのです。

 

局所麻酔下での内視鏡手術

局所麻酔下での内視鏡手術

 

私は、日本でも数すくない局所麻酔下での顎関節鏡視下手術を行える術者の一人です。

1mm、2mm、3mmの内視鏡を駆使し、傷も当然3mm以内ですので、縫合もいりません。傷も残りません。

他院(大学病院含む)は全身麻酔下でしかこの内視鏡手術を行えないため、少なくとも数週間の入院治療を必要とします。

行えない理由は患者様がお考えくださいませ。
ここでは言及しませんので。

傷が数ミリの為に毎日通院可能ならば、当然入院の必要は無く治癒も早いです。
患部の皮膚表面は3~4日で治癒するので、それを過ぎれば入浴、洗髪も可能です。
 

 

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